complimentaryの意味は「無料の」です。
覚えやすいように、語源と類義語、対義語、連想語をまるごと暗記シートにまとめました。
覚えられるまでこのページをブックマークに記録しておいて、完全に覚えたらブックマークから消しましょう。
complimentaryのまるごと暗記シート
変形:compliment(敬意) | 発音: コンプリメンタリー /kὰmpləméntəri | 類義語: free(無料の) |
語源: pli(満たす) -ment(~すること) | complimentary | 対義語: paid, have to pay |
用例: complimentary breakfast (敬意を込めて)無料の朝食 | 【形容詞】 (敬意を表して)無料の | 連想語: complementary(補足する) |
complimentaryについて詳しく知る
①発音:コンプリメンタリー/kὰmpləméntəri
②意味:(敬意を表して)無料の
③品詞:形容詞
④変形:compliment(【名詞】敬意)
⑤語源:pli、ment
-pli-は
「満たす」
のイメージを持つ語源です。
-pli-が付く単語には、supplement(補う)、supplier(供給者)などがあります。
-ment(~すること)は、
動詞を名詞化する機能のある接尾語です。
agreement(合意)、improvement(改善)などのように、agree(合意する)や、improve(改善する)などの動詞のうしろにくっついて、動詞を名詞化します。
arrangement(調整)、appointment(予定)、department(部署)、payment(支払い)、など、仕事で良く使われる単語にもこの-mentは使われています。
⑥用例: complimentary breakfast((敬意を込めて)無料の朝食) complimentary speech(祝辞)
complimentaryを一番よく見かけるのは、complimentary breakfastだと思います。
complimentary breakfast is included(朝食代込みです)というように使われます。
あとは、complimentary speech(祝辞)ですかね。
complimentaryは、とにかくお固いイメージのある単語です。
⑦類義語:free(無料の)
「無料」と言って一番初めに思いつくのはfreeでしょう。
complimentaryが一見何の関連も無い「無料の」と、「敬意を表する」という2つの意味を持つのはなぜでしょうか。
ホテルで提供されるcomplimentary breakfast(無料の朝食)を例に考えてみましょう。
ホテルの人はこう言います。
「本日はよくぞ遠方から我がウエストファーホテルにおいでくださいました。明朝は今回ご宿泊頂いた事に敬意を表して無料の朝食を準備させていただきます。」
こんな感じで朝食を無料でふるまってくれます。
ただ単純に無料というよりも「わざわざ来てくれたお客様のための」や、「株主の皆様のために無料にしました」や、「特別にあなただけ無料の招待券」といったように、うやうやしく敬意を表する意図が込められる場面で使われるのがcomplimentaryです。
単純に無料な時は「free」を使います。
欧米の人ってなんでもストレートに言うイメージがありましたが、「free」って言えばいいところをうやうやしく「complimentary」なんて長い単語を使うんですね。欧米人も意外と気を使って婉曲な表現をするようです。
ちなみにcomplimentary speechは、祝辞という意味ですが、
free speechは自由なスピーチという意味になるので、
complimentaryイコールfreeが必ず対になっているわけではありません。
⑧対義語: paid(有料の)、 have to pay(支払いが必要な)
⑨例文:
complimentary breakfast is included(朝食代込みです)
⑩連想語:
スペルと発音がよく似た単語に「complementary」があります。
「complimentary」と「complementary」はiとeだけの違いです。
発音も同じです。カタカナ表記が同じなだけでなく、発音記号もどちらも「kɑ̀mpləmε’ntəri」完全に一致です。
eの方の「complementary」は「補う」といったイメージです。complementary color(補色)や、complementary system(補完システム)といった感じで使われます。
綴りも発音も似ているのであと数百年すればおなじ一つの単語になってしまっているかもしれません。
ちなみにアニメ好きの方なら補完と言って思い出すのはevangelionの「人類補完計画」でしょう。
英語ではthe human complement programと表現するようです。
補完なのでもちろんeの方のcomplementです。
evangelionのeと、
complement(補完)のeで覚えましょう。
⑪コラム:
complimentaryと言えば、complimentary breakfastです。
私の記憶にある限りでは経験上complimentary breakfast以外の使い方と出会ったことがありません。
ホテルの朝食と言えば、アメリカのcomplimentary breakfastは期待できません。
だいたいのホテルが、シリアル、硬くて乾燥したパン、自分で焼くワッフル、フルーツ、ヨーグルト、いつ茹でたか分からないゆで卵。といった感じです。
ベーコンやソーセージ等の動物性たんぱく質があればラッキーです。
文字で見ている分には悪くなさそうに感じますが、実際に体験してみるとなかなかひもじい気持ちになります。
朝、昼はサクッと流し込んで、夜のディナーにガッツリ食べるという文化なんですね。
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