・FMEAって何なのかさっぱり分からないよ~。
・フェイリャーモードってなんだよ~?
・さっぱり分からないよ~
今回のブログはこういった事を思っている方に向けたブログです。
本記事の内容
この記事を読むと、FMEAがざっくり何なのか理解できるようになります。
結論は、FMEAとは、ざっくり言うと、「不具合の予知」です。
この記事を書いている人:
千葉さん
グローバル営業マン
本業は自動車部品メーカーの営業7年目。
アメリカ、ヨーロッパ、中国を飛び回りビジネスをしています。
担当案件の売上は入社時に数千万円/年だったものが6年後の現在約10億円/年。
中・高・大学の学校での学習に加え、10年以上の英語学習経験。
会社では英語初心者の為の社内研修の講師も行っています。
初心者向けFMEAとは、ざっくり言うと何?
自動車業界でよく使われる言葉に「FMEA」という言葉があります。
FMEAとは、ざっくり言うと、「不具合の予知」です。
日本語ではよく「予知予防」と言いますが、その予知です。
Failure Mode and Effects Analysis の頭文字を取ってFMEA。
読み方は「エフエムイーエー」。
直訳は「故障モード影響解析」。
他の自動車業界用語と同様、直訳だとよく分かりません。
「故障モード」というワードが聞き慣れないので、理解を妨げると思います。
FMEAとはざっくり「不具合の予知」とさきほど紹介しましたが、
もう少し直訳を活かした形で踏み込むと、
FMEAとは、「故障や不良、不具合の種類を洗い出して、その影響を解析する」活動です。
フェイリャーモード(Failure Mode)というのは、故障や不良、不具合の種類の事とおぼえておけばざっくり大丈夫です。
なぜFMEAが必要なの?FMEAの目的は?
FMEAの最も高次元の目的は、エンドユーザーの安全を守る事です。
自動車だったら自動車に乗る人の安全を守る事です。
もう少しものづくりの現場寄りにフォーカスすると、
FMEAの目的は「故障や不良、不具合の種類を洗い出して、その影響を解析する」こと。
ほかにも、
「過去のトラブルの経験を活かして、新しい製品で同じ失敗をしないようにすること。」
「影響度の高い課題を洗い出し、重要な課題に効率的に取り組みむこと。」
などもFMEAの目的です。
FMEAが使われている産業
FMEAは、ユーザーの生命に故障や、不良、不具合が直接影響するような業界で使われています。
具体的には、FMEAは、自動車業界、航空業界、軍事業界、医療業界で使われています。
最近では、「お、ねだん以上。」で有名な家具屋のニトリでもFMEAの手法を導入しています。
FMEAの歴史
FMEAのルーツは、第二次世界大戦中のアメリカ軍にあります。
戦艦や戦闘機をつくる時、もしかすると原爆をつくる時にもFMEAの手法が使われたのかもしれません。
日本軍と戦いながらFMEAの手法をができた。
そう考えると、日本人としてはFMEAの手法を使うとき、複雑な気持ちになります。
その後、アメリカ軍と実質的に一体のNASAでも使われるようになりました。
アポロ計画を支えたのもこのFMEAです。
そう言えば映画「アポロ13」にも不具合を想定するシーンがあったように思います。
1970年代になると、FMEAの手法をフォードが自動車業界に持ち込みました。
これが自動車業界でのFMEAの始まりです。
まとめ
自動車業界でよく使われているFMEAとは、ざっくり言うと、「不具合の予知」です。
FMEAの究極の目的はエンドユーザーの安全
FMEAは不具合の洗い出しと、その影響の解析を行うこと
ここまで分かっていれば、初心者としては十分でしょう。
それぞれの会社ごとのカラーがあると思うので、実際に業務をこなしながら理解を深めていきましょう。
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それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。
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(livechiba.com)