・英語をYoutubeで勉強したいよ~
・でも誰の動画見ていいか分からないよ~
・まだ知らない英語系Youtuberを知りたいよ~
今回のブログはこういった事を思っている方に向けたブログです。
本記事の内容
社内英語講師をしている私が信頼している英語学習Youtuberを知ることができます。
結論:私が信頼している英語学習系Youtuberはこの5人です。
②[英語動画] 第二言語習得システム【SLAS】(デルクイ代表 寺島彩さん)
⑤Yasuo Isoda(69歳で英検1級合格 礒田康雄さん)
英語学習歴10年以上、海外営業経験6年、社内英語講師2年の筆者が信頼している方々です。
※フォロワー数万以上なすでに有名な方々は私が紹介するまでもないので割愛しています。
この記事を書いている人:
千葉さん
グローバル営業マン/兼社内英語講師。
本業は自動車部品メーカーの営業。
アメリカ、ヨーロッパ、中国を飛び回り英語を使ってビジネスをしています。
担当案件の売上は入社時に数千万円/年だったものが5年後の現在約10億円/年。
中・高・大学の学校での学習に加え、10年以上の英語学習経験。
会社では英語初心者の為の社内研修の講師も行っています。
信頼できる英語学習系Youtuberが少ない理由
POPでキャッチーで軽いサムネホイホイな動画の再生回数が回りりやすいのがYoutube。
地味で真面目な信頼できる英語学習情報はなかなか再生回数が伸びません。
Youtubeは基本的に広告収入ビジネスです。
なるべくダラダ見てほしいです。
視聴者は耳障りの良い「たった○○だけで」とかいう言葉に弱いです。
でも現実の英語学習は地味な積み重ねが真実です。
英語を真に伸ばすコツはは真面目にコツコツです。
でもYoutubeのサムネイルに英語は真面目にコツコツなんて書いても誰も見てくれません。
広告収益モデルと、無料で信頼できる情報を届けるというのは相性が悪いんです。
まじめな内容の動画はYoutubeでは伸びない
なので、信頼できる英語学習系Youtuberは少なくなる運命です。
信頼出来る英語系Youtuberの見分け方
信頼できる英語系Youtuberの特徴はつぎの4つです。
①Youtubeが稼ぎの柱じゃない
②英語を教えた経験がある
③再生回数が少なくても継続して投稿している
④筋が通っている
この特徴4つのうち2つ以上持っていれば信頼できる英語学習系Youtuberである可能性が高いです。
では、ひとつひとつの見分け方をみていきましょう。
①Youtubeが稼ぎの柱じゃない
Youtubeの他に稼ぎの柱があって、稼ぎの柱がある方は比較的信頼できる方が多いです。
塾を運営されていたり、オンライン英会話を運営されていたりする場合が多いです。
Youtubeで有益な情報を発信して、見込み顧客を集める。
動画に共感してもらい、情報に価値を感じてもらい、本業へ誘導する。
集客道具としてYoutubeを利用しているパターンです。
Youtubeの他に本業がある方はYoutubeを本業の広告コスト程度にしか考えていない印象です。
信頼を積み重ねる事を目的とされているため、視聴回数を無理に追うようなこともありません。
なので、とても勉強になる内容でも再生回数が数百回程度という事も多いです。
②英語を教えた経験がある
英語を教えた経験がある人は信頼できる可能性がたかいです。
英語を人に教えた経験がある方と比較すると、自分の学習経験だけをもとにした方は見劣りする場合が多いです、
私も会社では初心者向けに英語講師をしています。
実際に人に教える事で分かってくる事も多くあります。
英語を教えた経験がある方は、学習者がどこでつまづくのかという事が肌感覚として分かっています。
教えた経験にもとづいている発言内容の方が、自身の学習経験だけにもとづくものよりも説得力があります。
③継続して投稿している
継続投稿していると、伝えたい熱意があると私は考えます。
だいたい再生回数1000回未満の動画が100本程度あればその方の情熱は本物と思っていいでしょう。
動画の作成って本当に手間がかかります。
私もいちどYoutubeに挑戦したことがありましたが、思った以上に手間がかかります。
とても本業の合間にできるものではないと判断し、断念しました。
それだけ手間がかかる作業を継続できるのは英語教育に対する情熱の証でしょう。
④筋が通っている
どの動画を見ても同じ理論にのっとって話をしていると信頼できます。
理論といえば、最近は英語コーチングスクール等で第二言語習得理論が脚光を浴びています。
第二言語習得理論などの理論にもとづいて動画を作成している方は信頼できる可能性が高いです。
同じ投稿者でも前の動画と今回の動画がまったく違うロジックの主張をしていたら要注意です。
信頼できるおすすめYoutuber
上記の見分け方をふまえ、社内英語講師の私が信頼している英語系Youtuberは以下の5人です。
①まりあの英語コーチング
2020年9月に登録されたばかりのチャンネルです。
本田圭佑や、カズレーザーさんのCMでおなじみのPROGRITでコンサルタントをされているまりあさんが運営されているチャンネルです。
新潟出身の笑顔が似合う素敵な女性です。
英語学習についてとても楽しそうにお話されているのが好感度高く、ついつい続けて見てしまいます。
まりあさんは大学2年生のときにほとんど英語が話せないような状態でオーストラリアに留学されました。
留学先で英語が話せず、聞けず、大変苦労されたそうです。
シャドーイングの動画が充実しています。
まりあさん自身がシャドーイングで英語力を伸ばしたのか、シャドーイングについての動画はかなり濃い内容を熱量高く紹介されています。
9つもの動画でシャドーイングについて取り上げられています。
シャドーイングに興味がある方は彼女の動画を見てみる事をおすすめします。
社内英語講師を務める私が、受講生におすすめしているのは、
「言いたいことが言えないのは英語力が問題じゃなかった!!? ネイティブと対等に話すための思考とトレーニング方法」です。
宣伝ばかりかと思いきや、冒頭のあいさつで「プログリットのまりあです」と言うのと、動画の左上にPROGRITと書かれているだけでほとんど宣伝と感じる要素はありません。
2021年4月時点で確認した限りでは、PR色の濃い動画は3つだけでした。
セールスというよりも、英語コーチングってどういうことをするのか?という興味関心に答えてくれる動画でした。
[英語動画] 第二言語習得システム【SLAS】(デルクイ代表寺島彩さん)
この方のおかげで、Youtubeも捨てたもんじゃないなとYoutube自体も見直しました。
第二言語習得理論を知ったのもこの方のおかげです。
本業は塾の先生ですが、ただの塾ではありません。
超短期間で英語の勉強なんかしてこなかった高校生をアメリカの大学で通用するレベルの英語力にまで伸ばす塾を運営されています。
第二言語習得理論に基づいた内容の動画を100本以上投稿されています。
2019年8月を最後に現在は投稿を休止されているのが惜しいですが、本業の方で活躍されている事の証左かと思います。
第二言語習得理論についての入門動画として彼女の右に出るYoutuberはいません。
はじめて見る方はこの動画をおすすめします。
[第3回]どうして第二言語習得メカニズム??
第二言語習得理論についてざっくり知りたい方はこちらの動画がおすすめです。
英語の学習方法に悩んでいる方は彼女の動画を一通り見てみるといいかもしれません。
ほくと薫チャンネル
ほくと薫さんは、オンラインやオフライン問わず、いろんな形式で英語を教えられている方です。
幼児向けの英語教室を本業とされています。
幼児向けの教室を運営されているだけあって、難しいことばは使わずに非常に分かりやすい内容になっています。
息子さんは東大生だそうです。
子供の英語教育についての造詣が深いです。
第二言語習得理論では子供の英語習得と大人の英語習得は異なるという事が言われているのですが、
彼女の動画を見ると意外と共通する点もあるんだなという事がわかります。
英語難民の皆様へという語り口で始まるこちらの動画がおすすめです。
【英会話】英語学習難民の皆さんへ【お悩み解決】
「ダイエットと英語は二大3日坊主産業」と言っていた事にたしかにその通り!と思いました。
「ただよび」ベーシック文系の森田鉄也さんの動画
「スマホ1つで大学受験を目指せ。」がキャッチコピーの「ただよび」さんの動画です。
すでに18万人近くのチャンネル登録者数がいるので、わざわざ私が紹介しなくてもご存知の方が多いと思います。
でも、意外と社会人英語学習者は見ていないのではないでしょうか。
無料(タダ)の予備校、略して「ただよび」ですからね。
受験生の視聴者は多いでしょうが、社会人だとスルーしている方が多いかと思い今回取り上げました。
いろんな予備校で教鞭をとってきた講師がYoutubeにあつまって動画を作っています。
いわば予備校アベンジャーズチャンネルです。
英語の他にも、国語、数学、理科、社会、全ての教科の動画があります。
ある程度集中力がある受験生だったら「ただよび」だけで偏差値60くらいの大学は入れそうです。
特におすすめなのは森田鉄也さんの文法の動画。
と、おなじく森田鉄也さんのTOEICの動画。
これらは英語を学習している社会人にも役立つ内容です。
森田鉄也さんは河合塾、武田塾、東進ハイスクールで活躍されている講師です。
本人は見た目とかおしゃれに興味が無いような感じですが、磨けばイケメンになりそうな雰囲気です。
芸能人で例えると、エレファントカシマシのボーカル宮本浩次さんを彷彿とさせる雰囲気を持たれています。
文法については、英文法を体系的に1から10まで勉強したい方は、森田鉄也さんの「【基礎英文法講座】全講義」という再生リストさえ一周すれば、とりあえずビジネスで必要なレベルの文法知識を身につけることができます。
私自身も通勤時間中にこの動画を制覇してみました。
あいまいだった文法知識を補足する事ができたので大変重宝しました。
文法を網羅的にまとめてくれているYoutuberは少ないので、文法を学びたい人には貴重なYoutuberです。
TOEICについても同じく再生リストにまとめてくれています。
16本のTOEIC動画が投稿されています。
そもそもTOEICってどんなテストなのかを紹介している動画もあります。
また、各パートの対策を12分前後の動画で解説してくれています。
2020/6/27に公開された「TOEIC Part 5対策:品詞・語形問題【TOEIC講座第9講】」では、昔のTOEICと最近のTOEICの傾向の違いについても話をされていて、情報がしっかり更新されているな、という印象を持ちました。
ただよびの動画で、気がきいてるなと思うのが、予備校講師って黒板にチョークで書くんですよね。
たぶん講師は気持ちいいんでしょうね、カッ、カッ、カッ、カッーン!ってやるのが。
でも見てる私たちからすると、その時間って無駄な時間なんですよね。
だからなるべくチョークでカッ、カッ、カッ、カッーン!っていうシーンに時間を奪われたくない。
ただよびの動画はチョークで講師が書いているシーンは早送りの編集をしてくれているので、無駄な時間が少ないです。
ただよびの動画はユーザー思いな動画の作りになっています。
先に紹介したように再生リストにまとめてくれているのもユーザー思いですよね。
ただよび、社会人英語学習者にもおすすめです。
Yasuo Isoda
この方は私の老後の理想です。
ここまで紹介した4つのチャンネルの方々は生徒さんに教える事が収入の柱でした。
Yasuo Isodaさんの収入の柱はなんと年金です。
年金Youtuberです。
66歳で関西外国語大学に入学され、69歳で英検1級合格されています。
Youtuberとしては、2020年の4月に最初の動画を投稿してから、2021年4月現在までに200本の動画を投稿されています。
週に4本のペースです。
このペースで動画を投稿し続けるのは本業Youtuberでもけっこう大変です。
そのうえZOOMでも催しをされているようです。
この人、すごい楽しそうに話すんですよね。
カメラに向かって一人で喋ってるとは思えないような話し方。
超美人で聞き上手な女子大生がうなづきながら聞いてるんじゃないかと思うくらい。
さらに、バイタリティがすごい。
それでいて年寄り独特のいやな説教臭さはほとんど感じない。
定年後に大学に入学できるほど頭が良くて、経済的に自由。
そして健康。
チャレンジ精神旺盛で若者文化のYoutubeに挑戦。
楽しそうで、説教臭くもない。
こんなジジイに憧れます。
人生楽しそうです。
内容としては、英語学習に楽な道は無いという事を繰り返し主張されています。
2020/12/23に投稿されている「成果の出る英語勉強法」では「英検1級を目指すんだったね午前4時に起きてくださいそして勉強始めてください(12:12)」と言われています。
IsodaさんのYouutbeは英語学習には楽な道は無いという事を再確認するのにもってこいの動画です。
定年を過ぎても挑戦しているジジイがいるのに若い自分も負けられないなとハッパをかけてくれる動画でもあります。
まとめ
私個人が選んだYoutuber5人ですので、似通った人ばかりになるかと思いました。
ですが、まとめてみると五人五色でバラエティ豊富な5人になりました。
あなたの英語学習に役立てれば幸いです。
最後までありがとうございました。
英語の学習方法に迷っていませんか?